« mtrlzng III » | 久門剛史

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(撮影:来田猛)

『black box』

空白のある方程式。


 

[essay: 情報と物質とそのあいだ]

情報と物質とそのあいだについて。

情報を選ぶのが苦手でいろんな事に振り回されます。
物質は常に敬意を払う対象です。

 



◉[III]出展者プロフィール

久門剛史
1981年京都生まれ 京都在住
平成27年度京都市芸術文化特別奨励者

2007 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 彫刻専攻 修了

主な展覧会歴
2015 stillmoving / 元・崇仁小学校、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 京都
2014 セイアンアーツアテンション 現代における信仰とは?「私の神さま|あなたの神さま」 / 成安造形大学・三井寺・ホテルアンテルーム 京都
2014 個展 Quantize / オオタファインアーツ 東京
2014 PARC 3 : small world / 札幌駅前通地下歩行空間
2013 Exchange -種を植える- / 国際芸術センター青森 青森
2013 個展 SHISEIDO artegg 久門剛史展 / 資生堂ギャラリー 東京
2013 what(n)ever / コーポ北加賀屋、adanda 大阪
2012 雨とクオンタイズ / アンテナメディア 京都

2002- SHINCHIKA(シンチカ)のメンバーとして、サウンドを専門に参加

http://tsuyoshihisakado.com/


 

◉主な作品

III_hisakado[Qauntize #1]
本作の題名であるQuantizeとは、電子音楽の制作における補正機能の名称です。一見して物体が無造作に配置されている空間ですが、実際はコンピュータ・プログラムによって綿密に補正を施されています。雨が降る音とともに、蛍光灯が明滅する。または、電車が突然通り過ぎる。受話器からは時報が微かに鳴り続けている。音と光、風による25の現象が、コンピューターの乱数によりランダムに現れ、ある瞬間に要素が満たされ、共鳴し合う。本作で私がチャレンジしているのは、よりポリフォニックな現象としての彫刻術です。